2008年度研究奨励助成度の助成対象者が決定
この研究奨励助成制度は、2007年10月、島根大学と寧夏大学の学術交流20周年を記念
して寧夏大学で開催された記念式典で、本田雄一学長が島根大学の事業として提案した
もので、2008年3月に要綱が定まり、2008年度から実施されるものです。
研究助成の申請資格者は、島根大学と寧夏大学の研究者で、次の3つの分野の研究に
対して助成されます。
〈助成対象研究分野〉
@ 寧夏南部山区と日本の中山間地域の持続可能な発展に関する研究
A 生態系・環境の保護と再生に関する調査研究
B 農業経済と社会発展の比較に関する調査研究
助成金は、1件当り20万円を上限とし、採択予定は年に3件程度とされています。
2008年度は、6月30日に応募が締め切られ、審査の結果次の3件が採択されました。
1.申請者:王国慶国際共同研究所教授
【研究分野】寧夏南部山区と日本の中山間地域の持続可能な発展に関する研究
【研究の概要】日本の中山間地域が不振から蘇り発展してきた過程を研究し、中国寧夏
南部山区の経済と社会の持続可能な発展のための道の選択肢を提供する。
2.申請者:高桂英国際共同研究所所長
【研究分野】生態系・環境の保護と再生に関する調査研究
【研究の概要】寧夏・彭陽県が発足して以来の生態環境保護と再建の経験に対する調査
を通じて、寧夏南部山区の持続可能な発展のための道を提供する。
3.申請者:張前進国際共同研究所副所長
【研究分野】農業経済と社会発展の比較に関する調査研究
【研究の概要】寧夏南部山区における農村経済成長と社会発展の制約要因の分析を通して、
この地域の農村経済成長と社会との調和的発展の道の選択とその対策の
研究。